GIMPでヘッダー画像作成時は文字を入れますよね。ブログタイトルだったりキャッチコピーだったりと人それぞれだと思いますが、その文字列も目立つように色を使ったり、文字列に縁を付けたりと工夫することでより効果的になります。
ちょっとした画像を載せるときにも文字列は使います。アフィリエイトでは特にキラーページで使うことが多いですね。文字列ひとつでもより目立たせることで、成約率を上げたりクリック率を上げる効果があります。
意外と重要な技なので取り入れてみるのをオススメします。ここでもソフトはGIMPを使用します。
文字列を加工する
画像の透過のときにも使用したたこ焼き屋さんのヘッダー画像をサンプルとして解説していきます。
この文字列は通常の文字列と違う部分が2か所あります。
以下の画像が加工前の画像になります。
比べてみるとすぐにわかると思いますが、上の画像は文字列の縁取りと文字列の影が加工されています。普通に文字列を表示させただけだと何か物足りない感じがしますね。今回はこの2点の加工方法について説明します。
文字列に縁取りを付ける
まずは文字列に縁取りを付けます。
※レイヤーウインドウが見えないときは、上メニューのウインドウの「最近閉じたドック」から「レイヤー」をクリックしてください。
このサンプルの場合は、「たこ焼き屋さん」の文字列を選択します。
続いて、上メニューから「レイヤー」⇒「透明部分」⇒「不透明部分を選択範囲に」をクリックします。
そうすると、対象の文字列が選択された状態になります。
次に上メニューの「選択」⇒「選択範囲を拡大」をクリックします。
「選択範囲の拡大」の設定画面が開きますので、値を入力します。値が多くなるほど縁取りの幅が太くなります。推奨は「2」または「3」です。
設定した値が反映されます。
先ほどの範囲に比べて選択範囲がちょっと太くなったのがわかりますでしょうか。
次に上メニューの「レイヤー」⇒「レイヤーを追加」をクリックします。
追加するレイヤーサイズは表示されたまま、追加すればOKです。
そのまま「OK」をクリックします。
見た目にはわかりませんが、レイヤーウインドウを見ると新規レイヤーが追加されているのがわかります。
この追加したレイヤーに縁取りとなる色で塗りつぶします。
画面左のツールバーの「バケツ」のボタンをクリックします。
このバケツが塗りつぶしの機能です。
合わせて縁取りとなる色を決めていきます。
今回のサンプルでは「黒」を使います。
色を決めたら縁取りを付けたい文字列をクリックします。
このサンプルの場合は、「たこ焼き屋さん」の文字列をクリックします。
そうすると、このように縁取りで選択した色で塗りつぶされます。赤い文字だったのに黒くなっちゃったじゃないか!と焦らないでくださいね。
追加したレイヤーに対して縁取り色を塗っているので、赤い文字列は無事です。
レイヤーウインドウの「新規レイヤー」を
クリックしたまま下へ動かします。
そうすると「たこ焼き屋さん」と書いてあるレイヤーと上下が入れ替わります。
画面を見てみると…。
綺麗に縁取りが入りました。これで縁取りは完成となります。
このサンプルは文字列のレイヤーを「美味しい」と「たこ焼き屋さん」で2つに分けてあります。
このような場合は、ここまでの手順を繰り返せばOKです。
文字列に影を付ける
次に文字列に影を付ける方法です。
まずはレイヤーウインドウの影を付けたい文字列のレイヤーをクリックします。
その後、上メニューの「フィルタ」⇒「照明と投影」⇒「ドロップシャドウ」をクリックします。
そうすると、ドロップシャドウの設定値を入力する画面が開きます。オフセット値とぼかし半径、色などを決めていきます。推奨値はオフセット「5~8」、ぼかし半径「10~15」です。
色はお好みで選んでください。
ここで「OK」をクリックすると文字列に影が反映されます。
最初に比べると大分変わりましたね。
影の付き具合が気に入らない場合は、キーボードの「Ctrl+Z」を押すと一つ前の状態に戻せるので、オフセットやぼかし半径を調節しましょう。
最後に
これで、文字列加工の「縁取り」と「影」の加工処理が完了です。やるのとやらないのとでは、パッと見の印象がだいぶ異なりますので、この操作には慣れておきたいところです。
最初は時間が掛かったとしても慣れればほんの数分で終わるようになりますよ。まずはやってみることが大切ですね。
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